伊58は完全に戦局が傾いた1944年9月竣工なのですが、大きな改装が2回なされています。ここで紹介したのは竣工時(タミヤ 手前)、最終時(ピットロード 奥側)です。
竣工時は他の巡潜乙型系の艦艇とは異なり14cm単装砲を搭載しておりません。これは回天搭載型への改造を前提としたためです。
竣工時から艦尾側甲板を両側に広げていたとの説もありますが、この模型では再現されていません。
早くも12月には艦尾部分に回天4隻を搭載して金剛隊として出撃しています。1945年5月に最終時の通り、前部の水偵格納庫を撤去し回天を6基搭載した状態になりました。
中間形態の回天4隻を搭載した状態はキットはでていませんが、アオシマの伊19の改造により作製し伊56として紹介済みです。
伊56は伊58とは異なり15cm砲を装備した状態で竣工したため、また別のBAとして紹介を考えています。
後方の1937がタミヤ、前方の1942がフジミ製です。両社の設計の違いがよくわかります。
1/700 潜水艦 伊58
Submarine I-58
ビフォアー(1944)
タミヤ 伊16&伊58(フルハル部分はアオシマの伊19を使用)
発売年:1972
アフター(1945)
ピットロード 伊56&58
発売年: 2009
同型艦の他社模型: ウオーターラインモデルでは、タミヤ伊58後期型が相当します。2000年発売
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タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ NO.453 日本海軍 潜水艦 伊-16&伊-58 プラモデル
ピットロード 伊56&58
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1/700 ウォーターライン 伊 16&伊 58 (453)
W122 1/700 日本海軍伊54型潜水艦 伊56&伊58(2隻入り)