掃海艇19型です。紹介済みの駆潜艇13号型も含まれる小艦艇セットの中の1隻ですが比較的大きく、単体キットがある丙型海防艦、丁型海防艦よりも全長は長いです。
備砲も12cm砲3門と強力な上高い仰角が取れる砲塔です。これは対空射撃よりも陸上への艦砲射撃を意図しているためだそうです。
大型の主砲のため見栄えはするのですが実戦ではこの砲を有効活用するシーンは少なかったようです。
アクセサリー用のキットのためアッサリしていますが形状の再現性は良いです。
艦橋基部は金型の関係で上に狭くなっていますが、これを成形して解消しつつ、ボートダビットや、爆雷投射基などを別パーツから流用すれば出来上がりです。
資料紹介に載せた、日本海軍小艦艇ビジュアルガイド2によると、バリエーション展開もしやすいキットです。主砲を睦月型駆逐艦と同様な平射砲に変更すれば掃海艇7号型に簡単に改造できます。
また、大戦末期の対空兵装向上型や、特殊な迷彩を施した艦などもあります。今後予測されるネタ不足の際にはお世話になりそうです。
模型水線長 10.3cm
マストを金属線に交換、他小改造
タミヤ 1/700 小艦艇セット
TAMIYA 1/700 Japanese Navy Auxiliary Vessels
発売年:タミヤ(1995)
同型艦の他社模型(発売年):無し