陽炎型駆逐艦の13番艦で、フジミの磯風/浜風のセットの内の1隻です。磯風は紹介済みなのでこちらは浜風として紹介します。
このキットは1/700駆逐艦としては最精密なキットと言えます。ひと昔は駆逐艦だと乾舷を表現する穴が開いていないものも多かったです。
同じく陽炎型駆逐艦で現役のウオーターラインシリーズのキットであるアオシマ製のキット(本HPでは秋雲を紹介済み)では、リニューアルキットにもかかわらず乾舷の表現がないです。
このキットでは乾舷の上のひさし的な構造(俗称まゆ毛)まで表現されており、若干やりすぎ感もあります。
作製のお供(資料紹介)にある、小艦艇紹介の本(日本海軍小艦艇ビジュアルガイド駆逐艦編)では本キットについて、モールドを逆に減らすことも視野に入るキットと評しています。
本の作例ではキット乾舷のまゆ毛を剃る(ではなかった、ひさしを除く)作製をしてります。
管理人はこの部分も含めストレート組みにしています。しかし他の艦艇と並べる場合にはモールドを間引くのもアリかとおもいます。
浜風は知名度では雪風に劣りますが、坊ノ岬沖海戦で撃沈されるまで常に最前線にありほぼすべての大規模作戦に参加した歴戦の艦です。そのため、有名な主力艦艇の沈没に遭遇することも多かったとありました。
磯風とは同じ金型で違いが判らなかったので、缶スプレーの色で差を出しています。
模型水線間長 16.6cm
完全素組
フジミ模型 1/700 駆逐艦 浜風(1945)
Fujimi1/700 Destroyer Hamakaze
発売年:2010
同一艦の他社模型(発売年):アオシマ(2004)、ピットロード(2007)
アオシマ、ピットロード双方とも2番砲塔の撤去前後の両方のタイプが模型化されています。購入の際は、模型の設定年代にご注意ください。
管理人が購入した浜風/磯風の2隻セットは最近は品薄のようです。最近はこういう例が多く残念です。