今まで紹介のビフォアーアフターに比べると差が小さいですが、1943時の艦尾の巨大カタパルト（二式1号射出機10型）がポイントです。他の艦艇ではこのカタパルトの搭載例はありません。
これは、高性能水偵の紫雲を射出するための構造です。しかし、肝心の紫雲が所定の性能を出せずに、短期間で1944状態の通常のカタパルト（呉式二号射出機五型）に換装されました。
また、これに伴い、艦尾の航空機用格納庫も改装されて、そのスペースを利用して連合艦隊旗艦としての司令部施設を設置したことも知られています。
キットでは1943では格納庫後側を開放した航空機用らしい構造になっている一方、1944では開放部が無く部屋に分画された状態を想像させる構造です。
これ以外にも、1943では機関砲が全て二連装だったのが1944では三連装になった上、後部格納庫上の探照灯の配置などの細かい変更点が再現されています。ビフォアーアフターとして実は紹介し甲斐のあるキットです。
模型水線長 27.0cm
アオシマ 1/700 軽巡洋艦 大淀
Aoshima 1/700 Light Cruiser Oyodo
1943は初回限定品のため、ネット通販では品切れになっています。
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青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 軽巡洋艦 大淀 1944 プラモデル 353
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