架空艦として主砲を平射砲から高射砲に換装した艦艇を睦月改して紹介済みです。ベースキットのハセガワの三日月は良いキットで、かつ中古屋で安く買えるので積みプラとして溜まる傾向にあります。
この模型は積みプラ解消のために企画作製しました。改と同じでは面白くないので、船体の主な設計を睦月型から流用しつつ、簡易化、機関のシフト配置による生存確率アップを目指したとしました。
船体の簡易化については、改松型同様に艦尾を角型(トランサム・スターン)にしました。改造の趣旨からいうと艦首部分も直線主体にするとよいのですが、管理人にはその技術はありません。
機関のシフト配置は2番煙突の設置位置を後ろにずらしただけです。煙突位置は外観への影響が大きいのでこれだけでも印象が変わります。
以上、簡単な改造で完成です。実際の睦月型の後継は吹雪型~夕雲型までのゴリゴリの艦隊型駆逐艦群です。
睦月型をベースにした、量産に適し護衛もできる艦艇の整備の方がよほど戦局に寄与したとおもいます。しかし、主砲を換装したタイプすら整備できなかった事実より、架空度合い?が高い艦艇になっています。
模型水線長 16.8cm
改造点 撤去: 12cm平射砲4門撤去、3連装魚雷発射管12cm
搭載: 高射砲3門、爆雷投射基、25mm機関砲、22号電探
想定時期:1944
マストを金属線に交換
ハセガワ 1/700 駆逐艦 三日月 改造
Base kit HASEGAWA 1/700 Destroyer Mikaduki
発売年:1980年