青葉が含まれる改古鷹型とその前級の古鷹型は、青葉を除き緒戦の1942年に戦没しています。その中で青葉は損傷を受けながらも戦い続け、終戦直前の呉の空襲で擱座するまで生き残っております。
そのため、このクラスでのレーダー、機銃が増設された大戦後半の姿が模型化されている唯一の艦です。
キットでは単装機銃が省略されていました。しかし、作製のお供(資料紹介)で紹介した日本海軍艦載兵器大図鑑によると1944年7月には10基が装備されたとあります。
設置場所は他の艦を参考にしつつオーソドックスな配置とましたが、もう少し面白い配置にしても良かったかもしれません。
キットは組み易いのですが、日本艦には珍しいフラッシュデッキ型(艦首から艦尾までほぼ平面で構成されている形状)のため、各種装備が直接甲板に設置されています。
サクサク作れる塗装術で紹介の方法では甲板のリノリウム色が塗りにくい所があるため、2番煙突からカタパルト前はリノリウム色を塗装してから、魚雷発射管、航空作業甲板を取り付けています。
あとは、前部マストの一番上の部分を金属線で追加しています。
模型水線長 26.2cm
マストを金属線に交換
煙突の蒸気捨て管が別パーツでないのでメリハリ不足です。ここの改良法をちょい改造1(煙突配管)で紹介しています。こちらもご覧ください。
ハセガワ 1/700 重巡洋艦 青葉
HASEGAWA 1/700 Heavy Cruiser Aoba
発売年:2007年
同型艦の他社模型:無し