一目みて、崩れ落ちるのではないかと思われるようなアンバランスな形状の艦橋が特徴、且つ魅力でもある艦です。艦の顔である艦橋がこのような形状をしているのは、他国の戦艦を見回しても例がなく扶桑は海外でも有名なようです。
この艦橋の形状となるに至った経緯は、各種文献に書かれていますが、アンバランスとなった要因の一つが第3主砲の砲身が艦橋側(前側)に向いているためです。
扶桑型2番艦山城では第3主砲の主砲砲口を艦尾向きにすることにより、艦橋基部のスペースが確保でき艦橋のバランス感が増しています。
この模型は西村艦隊の一員としてレイテ沖海戦に参加した最終時の姿で、ハリネズミのような多数の対空機銃が特徴です。
日本海軍艦載兵器大図鑑によると25mm単装機銃34基、連装機銃16基32門、三連装機銃8基24門で、なんと計90門を搭載していたとの事です。機銃の設置は模型作製の最終工程ですが植毛的な作業を地道に行い完成に漕ぎつけました。
通常、ここまで機銃を搭載すると、その重量分の副砲は減らすのが普通ですが、扶桑の場合は両舷最前部の2門を除き搭載されたままなのも特徴です。これにより旧式戦艦らしさが出ています。
模型水線間長 30.2cm
エッチングパーツ使用(電波探知機(レーダー)、カタパルト)
フジミ 1/700 戦艦 扶桑(1944)
Fujimi 1/700 Battleship Fuso
発売年:2012
同型艦の他社模型(発売年):アオシマ(2011)
現在、マイブームの情景写真風です。撮影方法、画像加工方法は情景写真への道(停泊艦)をご覧ください。
扶桑の実写風情景写真群です。